Mastercard「本人確認」詐欺メールの文面と見分け方
「Mastercardセキュリティ認証手続きについてのご案内で…」というメールが届いたら、Mastercardを装った詐欺です。同じ手口の文面をこれまでに2件確認しています。
結論:「Mastercard」を名乗って「不審な取引を検出しました」「セキュリティ認証の手続きをしてください」と知らせるメールは詐欺です。記載のURLは開かず、そのまま削除してください。
実際に届いたメッセージ
2026年7月20日 受信(同じ文面を2回受信)
Mastercardセキュリティ認証手続きについてのご案内です
➧➧➧➧Mastercardセキュリティ認証手続きのご案内➧➧➧➧
平素よりMasterCardをご利用いただき誠にありがとうございます。
不審な取引が検出されたため、カードの安全性を確認させていただく必要がございます。
下記リンクより、ご利用内容のご確認をお願いいたします。
確認が行われない場合、一部の機能に制限がかかる可能性がございます。
ご利用内容を確認する hxxps://2026**********[.]iz𝙗🄼🄶𝚖𝙭[.]cn/2026**********※※ご本人確認手続きへ進む:hxxps://www[.]mastercard[.]co[.]jp/ja-jp/personal/get-support/locate-an-atm[.]html
■ 手続き期限:本メール受信後48時間以内にご対応ください。
※本メールは自動送信です。返信は受け付けておりません。
ご不明な点は公式サイトをご確認ください。
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※URLは誤ってアクセスしないよう無害化して掲載しています。送信元の番号は偽装や乗っ取りの可能性があるため掲載していません。
この詐欺の特徴
「Mastercardセキュリティ認証手続きについてのご案内です」といった件名で、「不審な取引が検出されたため、カードの安全性を確認する必要がある」と伝えてきます。「本メール受信後48時間以内」と期限を切り、「ご利用内容を確認する」のリンクから偽サイトへ誘導して、カード番号・有効期限・セキュリティコードを入力させます。同じ文面がくり返し届くことがあります。
詐欺と見分けるポイント
- 「Mastercard」からの連絡であること自体が不自然:Mastercard は決済の仕組み(国際ブランド)の名前で、カードの発行や利用内容の確認は、カードを発行したカード会社(銀行や信販会社など)が行います。カード会社名ではなく「Mastercard」名義で利用内容の確認を求めるメールは、まず詐欺を疑ってください。
- 本物のリンクが飾りとして置かれている:「ご利用内容を確認する」は偽サイトへのリンクで、その後ろに本物の mastercard.co.jp へのリンクが置かれています。ところが、その本物のリンク先は「ATMを探す」ページで、手続きとはまったく関係がありません。本物らしく見せるための飾りです。
- 偽サイトのドメインがおかしい:数字の羅列や、装飾された文字(🄼、🄶 など)を含む .cn などのアドレスです。
- 社名の書き方が揺れている:「Mastercard」と「MasterCard」のように、同じ文面の中で表記が揃っていません。
- 飾り記号で目立たせている:「➧➧➧➧」のような、正規の通知では使わない記号が並びます。
本物かどうか確かめる方法
お持ちのカードの裏面に書かれたカード会社の電話番号か、そのカード会社の公式アプリ・会員サイトで、利用明細とお知らせを確認します。カード会社のお知らせに同じ内容がなければ、そのメールは詐欺です。
URLを開いてしまったら
- 何も入力していない:ページを閉じてメールを削除すれば問題ありません。
- カード番号・セキュリティコードを入力した:すぐにカード裏面の番号からカード会社に連絡し、カードを止めて再発行してもらいます。利用明細に覚えのない請求がないかも確認します。
- SMSで届いた認証コードを入力した:カードを不正に使われるおそれがあります。すぐにカード会社に連絡します。
ほかの手口にも共通する見分け方や、被害にあったときの相談窓口は対策ガイドにまとめています。
今日からできる対策
まずは無料で:携帯キャリアの迷惑SMSフィルタをオンにする
各キャリアの無料の拒否設定で、詐欺SMSの多くを受信前に止められます。