エポスカード「不正利用の検知」詐欺メールの文面と見分け方
「【EPOSカード要緊急対応】ご利用カードの不正取引を検知しま…」というメールが届いたら、エポスカードを装った詐欺です。同じ手口の文面をこれまでに1件確認しています。
結論:エポスカードを装って「不正取引を検知しました」「1時間以内に取引キャンセルの手続きをしてください」と知らせるメールは詐欺です。記載のURLは開かず、そのまま削除してください。
実際に届いたメッセージ
2026年3月23日 受信
【EPOSカード要緊急対応】ご利用カードの不正取引を検知しました
日頃よりエポスをご利用いただき、ありがとうございます。
先ほど、当社の不正検知システム(PKSHA Security)が、お客様のご登録決済情報を用いた疑わしい操作をキャッチいたしました。複数項目の精査により、第三者による不正使用の可能性がきわめて高いと判断し、緊急でご連絡いたします。
■ 確認された取引情報
・日時:2026年9月2日(水)午前9時17分ごろ
・場所:東京都内のATM
・種類:現金引出し
・金額:30,000円
もしこの取引に覚えがございませんでしたら、下記URLより本人確認を進め、取引キャンセル処置をお取りください。
なお、当メール受信時点で取引が進行中の場合がございます。1時間を過ぎますと取引確定確率が著しく上昇しますため、お早めの対応を強く推奨いたします。
▼ 取引キャンセル・本人確認はこちら(24時間受付)
hxxps://150f7biwi3xrt7sv[.]s3[.]amazonaws[.]com/3mh2992e[.]html
【重要なご注意】
仮に取引が完了しても、不正と認定されれば所定の補償対応をご案内いたします。ただし、ご連絡後1時間以内のご対応がなかった場合の損害につきましては補償対象外とし、一切の責任を負いかねますので、何卒ご理解のうえ速やかに手続きをお進めください。
※URLは誤ってアクセスしないよう無害化して掲載しています。送信元の番号は偽装や乗っ取りの可能性があるため掲載していません。
この詐欺の特徴
「【EPOSカード要緊急対応】ご利用カードの不正取引を検知しました」といった件名で、「東京都内のATMで30,000円の現金引き出し」のような具体的な取引を示し、「第三者による不正使用の可能性がきわめて高い」と伝えてきます。「取引キャンセル・本人確認はこちら」のリンクから偽サイトへ誘導し、カード情報や会員サイトのID・パスワードを入力させます。
詐欺と見分けるポイント
- 「1時間以内」と極端に急がせる:「1時間を過ぎると取引確定確率が著しく上昇します」「1時間以内に対応がなかった場合の損害は補償対象外」と書き、確かめる時間をまったく与えません。補償の条件をちらつかせて慌てさせるのは、詐欺の典型的なやり方です。
- リンクから取引をキャンセルさせようとする:メールのリンクから本人確認をすれば取引を取り消せる、と思わせます。
- リンク先がエポスカードの公式サイトではない:クラウドサービスのアドレス(〜.s3.amazonaws.com)が使われます。amazonaws.com はだれでもページを置けるので、公式とは限りません。
- システム名などで本物らしく見せる:不正検知システムの名前を挙げるなど、もっともらしい情報を並べています。名前が書かれていても、本物の証拠にはなりません。
- 宛名がない:あなたの名前が書かれていません。
カード会社が本当に不審な利用を検知して連絡してくることもあります。だからこそ、メールのリンクからは手続きせず、次の方法で確かめてください。
本物かどうか確かめる方法
メールのリンクは使わず、エポスカードの公式アプリか、ブックマークした会員サイト(エポスNet)から自分でログインして、利用明細とお知らせを確認します。身に覚えのない取引が本当にあったときや、心配なときは、手元のカードの裏面に書かれた電話番号に問い合わせます。
URLを開いてしまったら
- 何も入力していない:ページを閉じてメールを削除すれば問題ありません。
- カード番号・セキュリティコード・暗証番号を入力した:すぐにカード裏面の番号からエポスカードに連絡し、カードを止めて再発行してもらいます。
- エポスNet の ID・パスワードを入力した:公式アプリか公式サイトからパスワードを変更し、同じパスワードを使っているほかのサービスも変更します。
ほかの手口にも共通する見分け方や、被害にあったときの相談窓口は対策ガイドにまとめています。
今日からできる対策
まずは無料で:携帯キャリアの迷惑SMSフィルタをオンにする
各キャリアの無料の拒否設定で、詐欺SMSの多くを受信前に止められます。