国民健康保険「税金の未納」詐欺メールの文面と見分け方
「国民健康保険料 未納差額に係る納付督促のお知らせ 国民健康保…」というメールが届いたら、国民健康保険を装った詐欺です。同じ手口の文面をこれまでに1件確認しています。
結論:自治体を装って「国民健康保険料の未納差額があります」「PayPayで納付してください」と督促するメールは詐欺です。支払わず、そのまま削除してください。
実際に届いたメッセージ
2026年5月22日 受信
国民健康保険料 未納差額に係る納付督促のお知らせ 国民健康保険料 未納差額に係る納付督促のお知らせ拝啓 時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より、国民健康保険事務にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。さて、貴殿の令和6年度および令和7年度に係る国民健康保険料につきまして、未納差額が確認されており、現在まで納付が確認できておりません。国民健康保険は、加入者の皆様からの保険料により運用される互助制度であり、納期限までに保険料をお納めいただくことで、医療費給付をはじめとする各種給付を受けることができます。【記】1.対象期間令和6年度(2024年度) 令和7年度(2025年度)差額分2.未納金額11532円3.納付期限令和7年(2026年)4月17日(金)上記期限までに、下記リンクよりお支払い手続きをお願いいたします。※本件は差額追納のため、PayPayによるお支払いで受け付けております。※金融機関窓口・コンビニエンスストアではお取り扱いできない場合がありますのでご留意ください。納付手続き(PayPay)はこちら 【納付が確認できない場合の措置について】納期限を過ぎても納付が確認できない場合、以下の措置が行われることがあります。延滞金の加算(条例に基づき日割りで計算) 督促状催告書の発送 保険給付の利用制限、保険証の取扱いに関する措置 地方税法に基づく財産差押え等の公法上の徴収 ※延滞金の利率、督促の段階、保険証の取扱い等は、市町村ごとの条例により異なります。※本メールは送信専用のため、返信によるお問い合わせには対応できません。
※URLは誤ってアクセスしないよう無害化して掲載しています。送信元の番号は偽装や乗っ取りの可能性があるため掲載していません。
この詐欺の特徴
「国民健康保険料 未納差額に係る納付督促のお知らせ」といった件名で、「拝啓 時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」と、役所の文書のような書き方で届きます。「令和6年度および令和7年度の保険料に未納差額がある」と伝え、「差額追納のため PayPay によるお支払いで受け付けている」として、メールのボタンからその場で支払わせようとします。延滞金や財産の差押えにもふれて、不安をあおります。
詐欺と見分けるポイント
- どこの市区町村からの通知かが書かれていない:国民健康保険の保険料は、住んでいる市区町村が集めています。本物の督促なら、市区町村の名前や担当の窓口が書かれているはずです。
- 和暦と西暦が合っていない:「令和7年(2026年)」と書かれていますが、令和7年は2025年です。
- 支払い方法を PayPay に限っている:「金融機関窓口・コンビニエンスストアではお取り扱いできない場合がある」と書き、メールのボタンから PayPay で払わせようとします。
- 制度の説明や法律の言葉を並べて信用させる:「互助制度」「条例に基づき」「地方税法に基づく財産差押え」などの言葉で、本物の通知のように見せています。
本物かどうか確かめる方法
メールのボタンは使わず、お住まいの市区町村の公式サイトをブックマークか検索から開き、国民健康保険の担当窓口の電話番号を調べて問い合わせます。手元に届いている納付書や、口座振替の記録(通帳やネットバンキングの明細)でも、払い込みの状況を確かめられます。
支払ってしまった・URLを開いてしまったら
- 開いただけで、支払っていない:ページを閉じてメールを削除すれば問題ありません。
- PayPay などで支払ってしまった:すぐに支払いに使ったサービスの公式窓口に連絡し、警察(#9110)にも相談します。追加の支払いには応じないでください。
- マイナンバーや保険証の番号を入力した:悪用されるおそれがあります。お住まいの市区町村の窓口に相談します。
ほかの手口にも共通する見分け方や、被害にあったときの相談窓口は対策ガイドにまとめています。
今日からできる対策
まずは無料で:携帯キャリアの迷惑SMSフィルタをオンにする
各キャリアの無料の拒否設定で、詐欺SMSの多くを受信前に止められます。